2008年8月6日水曜日
フォント(書体)のアウトラインについて
今回は最も多いデータ不備の1つである、フォントの【アウトライン】について解説させて頂きます。
イラストレータで印刷データを作成した場合、文字は必ず【アウトライン】を実行して下さい。
【アウトライン】の方法は、1枚目写真の通り、テキストを選択した状態(写真の例では STUDIO HAPPINESS を選択した状態)で、メニューバーの「文字」から「アウトラインを作成」を実行します。
写真はイラストレータ10(Mac用)の場合で、CSバージョンやWin用の場合は、多少異なる表示になっている場合もございます。
※アプリケーションの使用方法は、お手数ですが、出来れば Adobe社 にお尋ね下さい。
【アウトライン】していない文字は、同じフォント(書体)のファイルがインストールされていない別のパソコンで表示すると、2枚目写真の様に、正しい形では表示されません。
最も基本的なデータ処理の1つで、フォントの【アウトライン】を知らない方にとっては、この解説も理解しにくいかも知れませんが、どうしても分からない場合は、こちらに電話でお問い合せ頂ければ、その場で処理方法をご案内させて頂きます。
問い合わせ先はこちらに記載させて頂いております。
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2008年7月4日金曜日
断裁(ヌキ加工)ズレについて
当社ステッカーは、大きなシートに面付けして印刷し、断裁やヌキ加工にて仕上げております。
断裁・ヌキ加工は、可能な限り指定の位置で仕上げておりますが、最大で0.5mm前後の位置ズレを起こすケースがございます。
※もちろん位置ズレを全く起こさずに仕上がる事の方が多いのですが、希に0.2mm〜0.5mm前後のズレは発生してしまいます。
上の画像は、仕上がりラインギリギリに文字をレイアウトした場合(グリーンのデザイン)と、仕上がりラインの外周に細い枠(赤い枠のデザイン)があるステッカーの場合です。
それぞれ、0.5mmと0.2mmの断裁(ヌキ加工)ズレが起きたケースをシュミレーションしてみました。
ご覧の通り、文字が部分的に切れてしまったり、枠の幅が均等になっていない事が目立つ仕上がりになってしまいます。
特に、枠の幅は細くなるほど、断裁ズレが起きた場合、それが目立つ仕上がりになってしまいます。
文字の場合は、仕上がりラインから最低でも1.5mm以上は離してレイアウトし、枠のあるデザインの場合は、可能な限り枠の幅を太いデザインにする事をお薦め致します。
また、ステッカーのサイズが小さくなればなるほど、ズレは目立つものになってしまいますので、小さなステッカーをデザインする場合は、特にご注意下さい。
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2008年6月29日日曜日
カラーモード(RGBとCMYK)
イラストレータやフォトショップ(廉価版を除く)でデータを作成する場合は、カラーモードをCMYKに設定しデータを作成して頂ければ、問題はございません。
問題になるケースとして、CMYKのカラー設定が出来ないアプリケーションでデータを作成した場合、お申込みデータをRGBからCMYKに変換致しますので、画面で確認している発色と印刷結果とが著しく異なるケースがございます。
特に、鮮やかな色合い(蛍光色に近い発色)は、CMYKでは再現出来ませんのでご注意下さい。
また、変換は自動処理での対応になり、変換後のデータのカラー調整は出来ませんのでご了承下さい。
写真は、RGBで作成したデータ(上段)と、そのデータをフォトショップでCMYKに自動変換したもの(下段)です。
キミドリ、ブルー、水色、ピンク(パープル)、等の発色が、かなり変化致します。
CMYKでのデータ作成環境が無い場合は、RGBで作成したデータを必ず家庭用プリンタなどで印刷してみて下さい。
家庭用プリンタはCMYK+1〜4色(レッド、グリーン、フォトシアン、フォトマゼンダなど)で色を再現致しますので、ステッカーの印刷結果に近い状態が確認出来るはずです。
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2008年6月28日土曜日
画像解像度について
ステッカー印刷のデータで最も多いデータ不備の1つである、画像解像度について解説致します。
印刷用データの画像解像度は原寸(実寸)で350ppi(ピクセル・パー・インチ)を推奨いたしております。
1枚目の写真はフォトショップで「画像解像度」を確認したものですが、100mm×50mmのステッカーのデータ(実際には「塗り足し」部分を含め106mm×56mm)で解像度は350ppiのデータの場合の正しい数値になります。
このサイズ・解像度のデータの場合、ピクセル数は、約1460×770になります。
350ppiに満たない解像度のデータは、エッジが甘くなったり、ボンヤリしたり、ギザギザになった感じの仕上がりになったり致します。
200ppi程度の解像度が有れば、概ね問題なく印刷されますが、100ppi前後の場合は、かなり低解像で有ることが気になる仕上がりになってしまいます。
72ppiのデータでお申込みを頂くケースが非常に多く、これは恐らくインターネット用か、パソコンでの画面表示用を前提として作成されているデータで有ることが推測されます。
その様なデータで、そのままお申込みになると、画面で見ている状態より、かなり粗い仕上がりになってしまいます。
2枚目の写真は解像度が異なる同じサイズのデータをイラストレータに配置し、擬似的に仕上がりの違いをイメージしたものです。
また、画像解像度が設定できなかったり、解像度が72ppiに固定されてしまうアプリケーション(Winの「ペイント」など)でデータを作成する場合や、解像度の設定が出来なかったり、設定方法が分からない場合などは、1辺(あるいは直径)を3倍から、理想的には5倍の長さ(大きさ)でデータを作成してください。
(例:円形のステッカーで、仕上がりサイズが直径50mmでしたら、3〜5倍の直径150〜250mmで作成してください)
お申込みデータがどの様なサイズでも、お申込みの際、仕上がりサイズ(ステッカーのサイズ)をご指定頂ければ、お申込みデータのサイズを縮小し、相対的に解像度を上げ、印刷する事が可能です。
また、イラストレータでデータを作成している場合は、イラストレータ形式(拡張子が「.ai」)のファイルでお申し込み下さい。
※解像度の低い画像データより、はるかに綺麗に印刷する事が出来ます。
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