2008年6月29日日曜日
カラーモード(RGBとCMYK)
イラストレータやフォトショップ(廉価版を除く)でデータを作成する場合は、カラーモードをCMYKに設定しデータを作成して頂ければ、問題はございません。
問題になるケースとして、CMYKのカラー設定が出来ないアプリケーションでデータを作成した場合、お申込みデータをRGBからCMYKに変換致しますので、画面で確認している発色と印刷結果とが著しく異なるケースがございます。
特に、鮮やかな色合い(蛍光色に近い発色)は、CMYKでは再現出来ませんのでご注意下さい。
また、変換は自動処理での対応になり、変換後のデータのカラー調整は出来ませんのでご了承下さい。
写真は、RGBで作成したデータ(上段)と、そのデータをフォトショップでCMYKに自動変換したもの(下段)です。
キミドリ、ブルー、水色、ピンク(パープル)、等の発色が、かなり変化致します。
CMYKでのデータ作成環境が無い場合は、RGBで作成したデータを必ず家庭用プリンタなどで印刷してみて下さい。
家庭用プリンタはCMYK+1〜4色(レッド、グリーン、フォトシアン、フォトマゼンダなど)で色を再現致しますので、ステッカーの印刷結果に近い状態が確認出来るはずです。
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2008年6月28日土曜日
画像解像度について
ステッカー印刷のデータで最も多いデータ不備の1つである、画像解像度について解説致します。
印刷用データの画像解像度は原寸(実寸)で350ppi(ピクセル・パー・インチ)を推奨いたしております。
1枚目の写真はフォトショップで「画像解像度」を確認したものですが、100mm×50mmのステッカーのデータ(実際には「塗り足し」部分を含め106mm×56mm)で解像度は350ppiのデータの場合の正しい数値になります。
このサイズ・解像度のデータの場合、ピクセル数は、約1460×770になります。
350ppiに満たない解像度のデータは、エッジが甘くなったり、ボンヤリしたり、ギザギザになった感じの仕上がりになったり致します。
200ppi程度の解像度が有れば、概ね問題なく印刷されますが、100ppi前後の場合は、かなり低解像で有ることが気になる仕上がりになってしまいます。
72ppiのデータでお申込みを頂くケースが非常に多く、これは恐らくインターネット用か、パソコンでの画面表示用を前提として作成されているデータで有ることが推測されます。
その様なデータで、そのままお申込みになると、画面で見ている状態より、かなり粗い仕上がりになってしまいます。
2枚目の写真は解像度が異なる同じサイズのデータをイラストレータに配置し、擬似的に仕上がりの違いをイメージしたものです。
また、画像解像度が設定できなかったり、解像度が72ppiに固定されてしまうアプリケーション(Winの「ペイント」など)でデータを作成する場合や、解像度の設定が出来なかったり、設定方法が分からない場合などは、1辺(あるいは直径)を3倍から、理想的には5倍の長さ(大きさ)でデータを作成してください。
(例:円形のステッカーで、仕上がりサイズが直径50mmでしたら、3〜5倍の直径150〜250mmで作成してください)
お申込みデータがどの様なサイズでも、お申込みの際、仕上がりサイズ(ステッカーのサイズ)をご指定頂ければ、お申込みデータのサイズを縮小し、相対的に解像度を上げ、印刷する事が可能です。
また、イラストレータでデータを作成している場合は、イラストレータ形式(拡張子が「.ai」)のファイルでお申し込み下さい。
※解像度の低い画像データより、はるかに綺麗に印刷する事が出来ます。
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